「ガソリン生活」読み終わりました。
本屋さんに立ち寄って、伊坂幸太郎の文字が見えると
とりあえず買います。そして一気に読みます。だいたい文庫は持っています。
それくらい、お気に入りの作家さんです。
登場人物のことばの使い方が独特で、
ひとことひとことから面白みや皮肉、それぞれの感情が溢れて、
ページをめくる手がとまらなくなります。
「ガソリン生活」はタイトル通り、車目線でお話が進んでいきます。
いつものサスペンス要素も、車独特の言い回しで
どんどんと加速していきます。
印象に残っている言葉の一つ「ガルウイングドアの気分」。
あの、タイムトラベル映画の車デロリアンです。白髪もじゃもじゃ博士の。
これは、人間でいう「お手上げ」とのこと。
なんてかわいらしい!!
本当に車がどうしようもなくなったら、
前の扉をパーン!と開ける気がします。納得。
じゃあ、デロリアンはいつもお手上げ?
うーん確かにタイムトラベルに付き合わされて、あながち間違いではないかも。
こういう言葉遊びが詰まっているから、読んでいて飽きない。伊坂作品!
最後は、ほんとうに心温まる結末で、読んでいて気持ちが良かった。
陽気なギャング〜も読みたいんだけど、どうしてもそれより先に
新しい文庫を手に取ってしまう・・・
また、本屋さんに行こう。「そこに太陽がある限り!」
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